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Earth Caravan 2016 in 中東

【日程】 8月1日(月)~9日(火)
【会場】 イスラエル、パレスチナ

◆ベツレヘム・フェスティバル

パレスチナ自治区内の都市ベツレヘムで、人権団体であるホーリーランド・トラスト主催 「ベツレヘム・フェスティバル」に、同団体とのタイアップで4日間にわたり参加しました。毎年国内外から3万人余りが来場する街を上げての祭典で、メインステージではアースキャラバンメンバーも歌や踊りを披露、会場を沸かせました。街の一角には“日本文化体験コーナー”を設け、着物の着付けと販売、指圧、お茶席、巻寿司、ボードゲームなどを実施。大盛況となり、その収益をパレスチナの人権団体などに寄付することができました。また今年は、広島の被爆樹(原爆を生き延びた樹)の種を現地に運び、フェスティバルのステージで植種のセレモニーを行いました。ゲストにベツレヘム副市長イッサム・ユハ氏、在パレスチナ日本大使代理の間瀬氏、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏氏、ベツレヘム大学のマジン・クムシエ教授らを迎え、アースキャラバン代表 遠藤喨及より、広島・長崎・尾道市長からお預かりした平和のメッセージとともに種を贈りました。種はその後(9月4日)ベツレヘム大学の植物園に植えられました。

◆スタディ・ツアー

イスラエル側では、イスラエル人同士における差別の問題について話をうかがったほか、他部族、他宗教といったイスラエル側におけるマイノリティの村(ジャット・ヤヌッヒ村〈ドルーズ教徒〉、タルシチャ村〈イスラム教徒〉、ケファ・ベラディム町〈ユダヤ教徒〉など)を訪問し、音楽などを通じて交流を行いました。
パレスチナでは、難民キャンプにある知的障がいのある子どもたちの施設(SOS Children's Villages International/PALESTINE)や孤児院、相次ぐイスラエル軍による逮捕・抑留で傷ついた子どもたちをケアする活動(ヘブロン)、イスラエルに奪われた土地の返却を求める村の活動の場に足を運びました。施設ではリトミックなどを行うと、子どもたちに笑顔が広がりました。また、母親たちの過酷な実体験を聞いたり、村の抗議デモに参加したことで、より深く共感が生まれました。
8月9日の長崎原爆投下の日には、エルサレムの地でピースウォークを行い、4つの宗教(イスラム教、キリスト教、ユダヤ教、仏教)の宗教者が、共に世界の平和を誓い合いました。


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